茶トラのミーちゃんの思い出3
16歳で2016年6月に亡くなった茶トラのミーちゃんの話です。
ミーちゃんの人生の中では14年間くらいは自分とふたりで暮らしてきたので、とにかく自分に懐いていました。
特に高層階で暮らしていた時期が長く、人の出入りも殆ど無い状態なので自分以外の生き物と接する機会が殆どありませんでした。
窓から外を見ても小さく見える車や人が見えるくらい、、
たまに人が来たらソッコー押入れに隠れてしまいます。
足の上が大好き
思い出話はいろいろありますが、当時はデジカメで写真撮ってパソコンのHDに保管して、数年後にクラッシュして全てを失い、、、、を繰り返していたので、スマホで写真を撮るようになってからの写真しか実質残っていないのが残念です。
前回のミーちゃんの話はこちら
特にミーちゃんは自分の足(ひざ)の上に乗っているのが大好きで、家に帰って椅子に座ってパソコンしているときも必ず乗ってきます。
自分は椅子の上であぐらをかいて座っていました。
当時は自分はグラフィックデザインの仕事をしていて、左手は癖でキーボードのコマンドキー(ウインドウズだとコントロールキー)に必ず置いておく習慣がついていたのですが、ミーちゃん的には左手を足の上に下ろして枕にしたいらしくて、しばらく我慢して下ろしておくのですがやっぱりパソコン操作に支障があるのでミーちゃんの枕をやめてキーボードに手を置きます。
そうするとミーちゃんが左手をトントン叩いて、下ろせと言ってきます。
仕方なく下ろして枕にして、またキーボードに手を戻して、、、
ミーちゃんが左手をトントン叩いて、下ろせと言ってきて、、、
いつもこれをずっと繰り返していました。
とにかくミーちゃんは頑固なのでそう簡単には諦めませんでした。
枕にしている写真はもう残っていませんでしたが、こんな感じでいつも寛いでいました。
東日本大震災はミーちゃんも怖かった
高層階に住んでいた頃に東日本大震災も経験しました。
当時会社は茅場町で、午後にデザイナーたちと会議中に起きて夕方前には全員帰宅をしました。
自分の住まいは江東区だったので歩いても1.5時間くらいなので助かりました。
家に帰り、まずはミーちゃんを探す、、、
キッチンのメタルラックが転倒していて、きっと相当揺れたのだと思います。
趣味でコントラバスを演奏しているのですが、楽器も無事、、
でもミーちゃんが見当たらない、、
結局、押入れのかなり奥に居ました。
まだ興奮しているようなので、手は出しません。ネコは興奮していると爪でひどく引っかかれることもあり、かなり危険です。
そのままほったらかしにしておいても出てきません。
しかも頻繁に余震があるので、結構揺れまくっています。
とりあえず近所のスーパーに買い出しに行くと、ほとんど何もない状態、、、
まいったな~と思いながらも何か適当に買って食事を済ませて寝ました。
多分夜中の3時ころにミーちゃんが布団の中にシュッと入って来ました。
撫でてやると物凄いゴロゴロ言っています。
ひとりで留守番中にこの大地震ですから、本当に怖かったのでしょう。
それからしばらくは地震のことが気になり、毎日テレビを付けていました。
時折、余震前にテレビで緊急地震速報が流れますが、あの音がするとミーちゃんは急いでベッドの下に隠れるようになりました。
ネコなりにちゃんとわかっているのですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。